2014年10月12日
夢だったロングトレイル・3
3日目 五竜山荘テント場~ 9月18日
この生活にも慣れ、いつものように3時半起床、食事をして撤収作業。
しかしこの日は朝から濃いガスに包まれてテントはビショビショ…
ソウロは意外に結露しやすい。出入り口の反対側の天井部に換気用の開口部でもあれば、かなり違うと思うのだが。
いくらコーティングしていても濡れたテントは重くなる。平場のキャンプのように乾燥させてから畳みたいが早出の必要な登山では、そうも言ってられないのが現実。他の荷が濡れないようにしてパッキング。
それでは今日も歩きますか!
この生活にも慣れ、いつものように3時半起床、食事をして撤収作業。
しかしこの日は朝から濃いガスに包まれてテントはビショビショ…
ソウロは意外に結露しやすい。出入り口の反対側の天井部に換気用の開口部でもあれば、かなり違うと思うのだが。
いくらコーティングしていても濡れたテントは重くなる。平場のキャンプのように乾燥させてから畳みたいが早出の必要な登山では、そうも言ってられないのが現実。他の荷が濡れないようにしてパッキング。
それでは今日も歩きますか!
五竜山荘を5時に出発し、天気の好転を期待しながら行けるところまで歩くことにする。
相変わらず濃いガスの中、唐松岳を目指す。
高度を上げるにつれて霧ションが雨に変わっていった。今日は朝から気温も低く、ウィンドストッパーグローブを着けて行動していたが、この雨でぐっしょり濡れてしまった。
唐松岳を越えると不帰だ。三峰から一峰、大下りという順番で歩いていく。
弱い雨の中、歩いてみて不帰は白馬岳から唐松岳へ向かうルートのほうが歩きやすいと思った。下りはストックを使ってバランスよく、鎖場では片手に持つかザックに付いているバンジーループに固定して歩く。(固定したのは不帰だけだった)五竜岳から不帰までの地図に記載してある危険箇所の鎖場梯子はしっかり補強してあり、安心感がある。100%ではないので、その都度確認は必要だが。
やがて天狗の大下りの基部にたどり着く。小休憩して大下りをあわてず一歩一歩登るが、不帰のような危険なところはない。
登りきったあたりで雨が雹・雪に変わった…
朝から吹いていた北西の風も徐々に強さを増してきて、体感では12m/sくらい。レインジャケットのフード越しに容赦なく叩きつける雹のバチバチ音、露出した肌にも当たりとにかく痛い。レインジャケット、パンツを着用していても痛いのだから堪ったものではない。
登山道の草木は凍り、雪で白くなり始めたところもあった。吹きさらしの稜線になればなおさらきつい…足早に山荘を目指すこととする。幸い天狗の大下りを登りきってからは高低差の少ない道が続く。
11時、天狗山荘到着。
売店兼無料休憩所で休憩させてもらいながら天候をみていたが、良くなるどころかますます風が強くなっていく。予報でもすぐには回復しないようだ。(天狗山荘では登山者が誰でも見られる最新の山岳気象データを掲示している)
もし仮にここで泊まるなら翌日は朝日小屋まで行かなくては、親不知までたどり着くことはできなくなるかも知れない。
しかし荷も濡れたし風も強い。テント泊は諦めて小屋に素泊まりすることに決めた。
こんなときの山小屋はありがたい。
乾燥室にはストーブが焚かれ、濡れた物を乾かせた。スタッフの対応もうれしかった。振舞ってくれた手作りの甘酒は体を芯から暖めてくれた。
さあ、明日はどこまで行けるか。朝日小屋までたどりつきたい。予想所要タイム、10時間…つづく
相変わらず濃いガスの中、唐松岳を目指す。
高度を上げるにつれて霧ションが雨に変わっていった。今日は朝から気温も低く、ウィンドストッパーグローブを着けて行動していたが、この雨でぐっしょり濡れてしまった。
唐松岳を越えると不帰だ。三峰から一峰、大下りという順番で歩いていく。
弱い雨の中、歩いてみて不帰は白馬岳から唐松岳へ向かうルートのほうが歩きやすいと思った。下りはストックを使ってバランスよく、鎖場では片手に持つかザックに付いているバンジーループに固定して歩く。(固定したのは不帰だけだった)五竜岳から不帰までの地図に記載してある危険箇所の鎖場梯子はしっかり補強してあり、安心感がある。100%ではないので、その都度確認は必要だが。
やがて天狗の大下りの基部にたどり着く。小休憩して大下りをあわてず一歩一歩登るが、不帰のような危険なところはない。
登りきったあたりで雨が雹・雪に変わった…
朝から吹いていた北西の風も徐々に強さを増してきて、体感では12m/sくらい。レインジャケットのフード越しに容赦なく叩きつける雹のバチバチ音、露出した肌にも当たりとにかく痛い。レインジャケット、パンツを着用していても痛いのだから堪ったものではない。
登山道の草木は凍り、雪で白くなり始めたところもあった。吹きさらしの稜線になればなおさらきつい…足早に山荘を目指すこととする。幸い天狗の大下りを登りきってからは高低差の少ない道が続く。
11時、天狗山荘到着。
売店兼無料休憩所で休憩させてもらいながら天候をみていたが、良くなるどころかますます風が強くなっていく。予報でもすぐには回復しないようだ。(天狗山荘では登山者が誰でも見られる最新の山岳気象データを掲示している)
もし仮にここで泊まるなら翌日は朝日小屋まで行かなくては、親不知までたどり着くことはできなくなるかも知れない。
しかし荷も濡れたし風も強い。テント泊は諦めて小屋に素泊まりすることに決めた。
こんなときの山小屋はありがたい。
乾燥室にはストーブが焚かれ、濡れた物を乾かせた。スタッフの対応もうれしかった。振舞ってくれた手作りの甘酒は体を芯から暖めてくれた。
さあ、明日はどこまで行けるか。朝日小屋までたどりつきたい。予想所要タイム、10時間…つづく
Posted by うまそう at 18:21│Comments(0)
│9月・北アルプス