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2011年08月30日

ヒルバーグ・アラック デメリット?編

 長々お伝えしているアラックのインプレですが、今回は「駄目かな?」と思えるところを書いてみます。

ヒルバーグ・アラック デメリット?編



 「長所は短所」と良く言われます。まぁ、そんなところだと思いますが・・・
 ■ デメリット・・・

 ○ 張るのにスペースが必要・・・

 広い空間を生み出している分、スペースを十分に必要としているためテント場を選んでしまうでしょう。(以前に書いたナロGT同様、特に山岳地帯、穂高岳・槍ヶ岳では張るのが難しいと思われます)

 ○ 重さ・・・

 ポール3本構造や機能性が高いため、その分が重量となってしまっています。

 ※2名で行動を共にするなら本体とポールを分けることで重量は分散できます。

 ○ 修理に特別な処置が必要・・・

 万が一「生地に穴を開けてしまった!」等のアクシデントに遭遇してしまった場合、通常の接着剤では付き難くシルナイロン用の接着剤を用意する必要があります。

 ※これは他のヒルバーグ製テントや、他のメーカーでもシルナイロンを使用していますのでアラック特有と言うわけではありませんが。

 ○ 良いお値段・・・

 10万円を超える国内価格は破格な設定だと思います。  

 ※でも、その価値はあるかと。生地も紫外線に強く他のテントよりも寿命が長いとか、聞きますし・・・


 こんなところでしょうか・・・エクスぺディション的な使用にも十分耐えうるアラックは過酷な状況下の元でも安心感を与えてくれるテントだと思います。やっぱり「ゆっくり眠れるやすらぎ」は何にも変えがたいものがありますから・・・

 ■ 色について・・・

 アラックには標準で「赤」と「緑」の2色がラインナップされています。(他のモデルにはサンド色もある?)

 わたくしが所有しているヒルバーグ製テントでナロGTは赤色ですがアラックは緑色・・・

 ナロGTにしろアラックにしろ、わたくしが色を選ぶ上での要素の1つは「外から見て目立つかどうか?」でした。

ヒルバーグ・アラック デメリット?編

 ▲ナロGTとアラック、参考までにICIゴアライト(2~3人用)。アラックは他の2つと比べ、自然に溶け込む感じですよね・・・

 屋外のフィールドでは目立ったほうが良いシチュエーションもあります。例えば冬山での使用を考えた場合は「赤」のほうが視認性が良く安全につながると思います。(エクスペディション系のテントはオレンジ色が多いのもこの理由)海外ではハンターが誤射しないためにも目立つテントが好まれるとか・・・

 しかし「過ごしやすさ」で言うと赤色は「眩しすぎ」です。中にいると目がシバシバしてきます。夏場、暖色系の色だと暖かさが加速します。(笑)

 こういった訳で、ヒルバーグ製テント2個目の購入となったアラックはナロGTとの使い分けを考え、緑をチョイスしてみました。実際使用した感じではやはり、緑のほうが落ち着きます。「暗くなるのでは?」と思われがちですが、さほど問題ありません。でも、ヒルバーグの赤って、カッコいいんですよね・・・


 結局「好みの問題」かと思います。(すいませんこんな結論で・・・)外から目立つ赤を選ぶか、中にいて落ち着く緑を選ぶか、購入を検討されている方は思いっきり悩んでください(笑)


 ・・・金額はともかく、意志のあるメーカーのアイテムは一味も二味も違うと思います。

 兎にも角にも、雪上で使用してみたい・・・という欲求が高まる今日この頃なのですが、使用していくたびに新たな発見もあるやもしれません。わかり次第報告します♪・・・とりあえず、おわり!



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この記事へのコメント
ヒルバークのアラックについての記事、読ませてもらいました☆
ここまで細かくレビューしてるサイトは他にないです!

縦走用のテントとして、アラックを購入しようか迷っているのですが、夏の使用にも向いているのでしょうか?

ヒルバーグは冬に強いテントというイメージがあり、購入を躊躇しています・・・

ただ、このアラックのかっこよさにはノックダウン状態です☆

アラックは風通しがよいほうでしょうか??
Posted by niko at 2012年07月23日 22:15
●nikoさま

こんにちは、はじめまして!

以前は細かくレポしていたのですが、コメント等がほとんどないので最近はやる気がうせてしまっていました。でもnikoさまからコメントいただけたのでもうちょっと頑張ってみようかな・・・と思いました♪

アラックは開口部が広く、両方についているので風通しは抜群ですね。夏にも十分対応できるモデルだと思います。

ただ、どの程度の標高の稜線なのでしょうか?仮に2500mクラスの標高ですとほとんど換気意外に入り口を開ける必要を感じません。(緯度経度にもよりますが)夏でもかなり涼しいからです。国産山岳テントのほとんどが出入り口をひとつしか設けていないところからも理解できると思います。まぁ、余計なものを省いて軽量化に努めている結果なのかも知れませんが・・・

余計なことかも知れませんが、登山で使うにはちょっと重い(笑)

色々悩んでくださ~い!
Posted by うまそううまそう at 2012年07月24日 10:41
うまそう様
お返事ありがとうございます

 暑い時期の低山でも使用できたら助かるなと思いまして、風通しについてお伺い致しました。
 風通しがよいと聞いてますます購入に近づきました。

 当方、まだ2000メートル以上の山でテントを張ったことがありません。ですので、そのような標高で使う場合にも、テントの風通しを気にしておりました。
 しかし、そこは気にしないでもいいようですね。勉強になりました。

 ただ、ちょっと重いところが購入を踏みとどまらせている点です(笑)軽いだけなら他にも多くあるようですし・・

 
夏にも十分使うことができるテントだと確かめることができて、嬉しいです。ヒルバーグのテントは所有者が少ないようで、うまそう様のように詳細なレビューをされているブログは大変貴重です★
 
 いろいろ教えてくださって本当に感謝です☆

 
Posted by niko at 2012年07月26日 16:11
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